トラックバック先:アンチフットボールに粘着される岡田監督、乙!
おいらは粘着馬鹿らしい。
バカ言われるのは、まあ「俺はバカじゃないです」と胸張って言えないので、甘んじて受け入れるしかないが^^;
惜しくもパラグアイに敗れた日本代表。でもすばらしい。選手たちに拍手。
で、大会前の岡田監督バッシングが一転して大喝采に。
岡田監督を批判していた人に対して「土下座しろ」だのいう意見もでている。
が、敢えて言わせてもらおう。
岡田監督は名将ではないと。
結果が全てという観点からすれば、岡田さんはすばらしい監督だ。代表チームの最終目標ってのはW杯だから。
でもおいらは過程も大事だと思う。その観点に立てば、岡田さんの監督としての力量は高いと言えないと思う。
岡田監督はずっとポゼッションサッカー、パスサッカーを掲げてきた。それが本大会直前に守備重視のカウンターサッカーに変えた。
大会前の強化試合で負けが続いて苦し紛れに出てきた戦術変更だろう。「アジア予選はポゼッションサッカー、競合国相手の本大会はカウンターサッカー」と前からキチンと準備していた訳ではないでしょう。だって「今までやったことの精度を上げていく」とかってずっと言い続けてたよね。
そう考えると、戦術変更前までの2年数ヶ月はとてももったいないと思う。
戦術変更するならもっと早いタイミングでやるべきだった。去年のオランダ戦の後とか。世界の強豪国相手にポゼッション・パスで勝つ、90分間前でプレスかけ続けるなんて不可能だってあれでわかったはずなのに。
苦し紛れの戦術変更だったが、選手が上手く対応して(本田が不慣れなポジションなのにがんばったりとか)結果が出たのであり、決して岡田監督の手柄ではないと思う。
本番の2,3ヶ月前に監督に就任したとかならともかく、2007年末から約2年半の時間がありながら、直前に、本当に直前になって突如方針転換するなんて。
日本の得点力不足、決定力不足はずっと言われ続けている。決勝トーナメント1回戦で敗れたのは結局そこが原因だろう。
2年半の岡田ジャパンでも改善されなかった。まあ監督が別な人であっても改善したかどうかわからないが、おいらは過程も重要だと思うので言いたい。「いいFWを発掘する努力を十分にやったんですか?岡崎、玉田、大久保以外の選択肢はなかったんですか?」と。
Jリーグでさして点を取っていない選手、怪我している選手を代表に選出し、結果を出していて調子のいいFW(前田とか渡辺千真とか)を選ばなかったのは納得いかない。
岡田監督は岡崎をFWの一番手と考えていたんだろう。昨年の代表でかなり点を取った。
でもおいらは前から思っていた。岡崎はアジア予選とかで弱い国からたくさん点を取ったとだけだ。また、清水ではヨンセンというすばらしい相棒がいるから生きているのであって、世界の競合相手に1トップを張れる選手ではないとも。
結果、思った通りで、中心選手として選んだはずの岡崎は先発落ちとなった。
前田は何度か代表に呼ばれてあまりいい結果は残せなかったが、そもそも少ししか使われていない。前田に限らず、他のFWを少し腰を落ち着けて試してみる時間はあったのに、それをやらなかった。
FWに限らず岡田監督の選手選考は硬直化しすぎている。代表発表前に「70%は固まっている」みたないことを言っていたが、実際は100%固まっていたんじゃないだろうかとも思える。体調不良(謎の吐き気とか)や負傷で明らかに本調子ではない内田を選んでいるし。
岡田監督はJリーグの試合を結構頻繁に見に来ていた。その中で渡辺千馬とか都倉とか、可能性のある若いFWをみる機会はあったと思う。
けど前田とかを「一応新戦力を試しました」と言い訳するかのようにちょこっと使って、最終的に選んだのが岡崎、大久保、玉田。
新戦力の発掘じゃなくて既存の選手の調子を見てるだけなら、あんな頻繁に生で試合を見る必要あったのか?
繰り返しになるが、南アフリカW杯で日本は決勝トーナメント進出、すばらしい結果だ。
でもそれは岡田監督のプラン通りチームを強化していってその積み重ねではなく、苦し紛れでやったことがたまたまうまく行ったというだけだと思う。
本田に関して「世界で通用すんのかなあ?」と以前に書いた。
それについては素直に「ごめんなさい。」です。私が間違ってました。不慣れなポジションをよくやったと思う。
でも、岡田監督批判は今でも間違っていたとは思っていない。
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