My Photo

September 15, 2014

盤上の夜

森博嗣か小川一水でも買おうかと書店に行ったが、帯の「第33回SF大賞受賞」という言葉に釣られて手に取って、将棋・囲碁などボードゲームの話だと知って購入した。短編集。

盤上の夜

表題作にしてSF大賞受賞作。囲碁の話。
SFと哲学は結構近いと思う。この話は脳科学とか認知科学とかのサイエンスと言えなくもないが、どっちかという哲学っぽいと思った。
興味深い話ではあったが、語られる女性棋士があまりにも悲惨な目にあっていて、グロテスクで(グロい描写があるわけではないが)、なんだか楽しめなかった。重ねて言うが話がつまらないということではない。が、気が弱い私は導入部の悲惨な話で「グロい」とか「この人かわいそうだ」という思いが先立って、その後の話が楽しめなかった。

人間の王

チェッカーというチェス盤を使うゲームの話。ただ、他の話にも言えるがゲームを知らなくても話は理解できる。この話が一番SFぽかった。でも面白い話かというとそうでもなかった。

清められた卓

麻雀の話。この話が一番楽しめた。結末もすっきりしていて、全員がハッピーになって、読後感が良かった。

象を飛ばした王子

チャトランガの話。遥か昔の話。これはSF要素があったかな。話は面白かった。

千年の虚空

将棋の話。SFっぽい用語も出てくるがほとんど男女のドロドロした情念の話で一番つまらなかった。この短編集で扱われるボードーゲームで一番好きな将棋の話なのに。残念。

原爆の局

最初の「盤上の夜」の続きの話。「清められた卓」の登場人物も少し出てくる。「盤上の夜」よりさらに哲学っぽい話ような気がする。いい話だった。


すごく面白かった!って話は1つもなくて、さっと読み終わってしまった。雑な5段階評価をするとこんな感じ。
「盤上の夜」と「原爆の局」:3.5
「人間の王」:3
清められた卓:4+
象を飛ばした王子:3.5+
千年の虚空:2
全体:3.5

盤上の夜 (創元SF文庫)盤上の夜 (創元SF文庫)
宮内 悠介

東京創元社 2014-04-12
売り上げランキング : 142993

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

February 22, 2014

とんでもない地図の本

本屋でとんでもない本を見つけた。
東京の地図の本なのだが、パラパラとめくっていたら羽田空港近辺のページを見て目を疑った。廃止されてすでに存在しない施設が描いてある。そしてその跡地に作られた道路が描かれていない。その道路は別に出来たばかりの道という訳ではない。
何年も前に出版された本なら分かるが、その本はタイトルに「2014年版」という言葉が入っている。この出版社、かなり前に買った地図データを更新せずにそのまま使って「2014年版」と銘打って売ってるのか。とんでもないな。
やっぱ地図はマップルとかミリオンとか、あるいはJAFが出しているやつとか実績あるのを選ぶべきだなと思った。

January 16, 2014

「鹿男あをによし」読了

年末年始の休みに読もうと思って買ったが読んでなくて、今週読んだ。
話の本筋じゃないところでいろいろ突っ込みたいところがあったが、本筋は非常に面白かった。
そしてかりんとうを食いたくなったww
ドラマ化されたが、わかる。映画がドラマにしたくなる。エンターテインメントとして一級品だ。
「鴨川ホルモー」、「プリンセストヨトミ」は映画化され、「偉大なる、しゅららぼん」も今年公開。
万城目学、すごい作家だ。
ちなみに読み終わるまで「まんじょうめまなぶ」だと思ってた^^;

鹿男あをによし (幻冬舎文庫)鹿男あをによし (幻冬舎文庫)
万城目 学

幻冬舎 2010-04
売り上げランキング : 5559

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

October 16, 2013

「ダークゾーン」読了

花野屋の若旦那の読書感想で面白そうだったので読んでみた。
そこそこ面白かった。読後感がすごく悪いww
ホラーなので褒めてます。
でも、「黒い家」が5点だとしたら3.5点かなあ。

以下、作品の内容に多少触れるので未読の方はお気をつけください。


「黒い家」はスーパーナチュラルなものが一切出てこなかった。現実世界の出来事を描いているので作品を読んでいると「自分の身にも起こり得る」という怖さがある。
それに対して「ダークゾーン」はまったくアンリアルの世界。異世界なのかゲームなのか、とにかく現実世界ではないところが舞台。「自分の身にも」感がない分、恐怖が「黒い家」より少なかった。

また、「いきなりゲーム(またはゲームみたいな)世界に放り込まれる」っていう作品は、設定としてはよくあるので「なんか読んだことある」感があった。

そして、これは自分がそう思っただけで実際はどうかわからないが、将棋と囲碁にまったく知識がない人はこの作品がすんなり理解できただろうかということ。
自分は将棋は話にならないほど弱いがルールや将棋界の知識だけはある。とくに奨励会については。主人公と同じように奨励会の三段リーグに所属していた瀬川晶司四段の「泣き虫しょったんの奇跡」を読んだから。三段リーグがどれほど苦しいのかよくわかっている(つもり)。
また、「目が2つないと生きていけない」という話。自分は父親が囲碁をやっていて子供の頃に「レッツ碁」(今は違う名前になったんだっけ)をパラパラと見ていたので「目が2つ…」など囲碁関連の知識もあったが、囲碁の知識ゼロの人はどうだろう?
将棋・囲碁のことがわからない人にも読めるような説明を入れて話は書かれているが、詳細な説明ではない。
もちろん「詳しい説明を入れるべき」なんて思っていない。ただ、将棋・囲碁を知らない人はところどころで「あれ、これどういう意味?」って引っかかりながら読むことにならないだろうかと思った。


ダークゾーンダークゾーン
貴志祐介

祥伝社 2011-02-11
売り上げランキング : 51941

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

黒い家 (角川ホラー文庫)黒い家 (角川ホラー文庫)
貴志 祐介

角川書店 1998-12
売り上げランキング : 3774

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
泣き虫しょったんの奇跡 完全版<サラリーマンから将棋のプロへ> (講談社文庫)泣き虫しょったんの奇跡 完全版<サラリーマンから将棋のプロへ> (講談社文庫)
瀬川 晶司

講談社 2010-02-13
売り上げランキング : 105279

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

July 06, 2012

PHP5技術者認定試験初級受験

昨日、PHPの資格試験「PHP5技術者認定試験初級」を受けてきた。

プロメトリックIDは5年間使わないと無効になるそうで、それを知らなかったのでWEBから申し込みができなくて焦った^^;
IDを取り直したたら問題なくWEBから手続きできた。

受験申込の確認書類に「集合時間(15分前)に遅れた場合は受験できません。」とあったので、昨日は30分近く前に試験会場に行った。
受付を済まして集合時間まで勉強したノートで最後のチェック。集合時間になったら試験部屋に案内された。
試験開始時間まで15分、ただボーっと待つのかと思っていたが、すぐ試験開始してもいいみたいだったので試験スタート。
試験問題は40問で制限時間は1時間。絶対1時間もかからないw
正確に覚えていないが、たぶん25分くらいで試験終了。
受付で結果レポートをもらった。
「得点:92点 結果:合格」
2問くらい間違ったかな。

帰宅後、結果レポートを良く見てみると、セクション別正解率で100%じゃなかったのは
「6:Webフォームの作成」
「18:出力バッファ」
「19:定数・予約語」
の3つ。
「19:定数・予約語」は正解率が0%だったが、これはこのセクションの問題がなかったからじゃないだろうか。最後の問題が確か出力バッファの問題だったから。
「18:出力バッファ」の問題は1問自信がないのがあったから、それが間違いだったかも。
よくわからないのが「6:Webフォームの作成」。やはり1問自信がない問題があったが、今調べたら自分が選んだ答えで合っていたようだ。
#is_numeric()とかis_int()とかはノーマークで覚えていなかった。
とすると、どんな問題で間違ったのかわからない^^;

「PHP5技術者認定試験初級」はなにか1つプログラミング言語を使える人なら結構簡単に合格できると思う。テキストに指定されている「始めてのPHP」を読んで、あとは少し試験勉強(WEB上の練習問題をやる、暗記しておいた方がよさそうなもの(date(),strftime()の書式とか)を覚えればいいだろう。
自分の場合は既に他のPHP入門書を1冊読んでいたので、それに加えて試験対策本を買って、あとはWEB上の問題集をやった。
これからIT関係で就職を目指す学生さんなら試験内容は難しくないので受けておいてもいいんじゃなかろうか。

PHP公式資格教科書 PHP5技術者認定初級試験対応 (EXPERT EXPASS)PHP公式資格教科書 PHP5技術者認定初級試験対応 (EXPERT EXPASS)
PHP技術者認定機構 監修 酒徳 峰章 インターネット・アカデミー 著

技術評論社 2011-11-01
売り上げランキング : 35410

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

August 23, 2011

背の眼

帰省のときに電車内で読んだので感想を。


作者は京極夏彦をリスペクトしているらしいが、この作品は百鬼夜行シリーズに遠く及ばない。
巻末の選考委員の評によると、ホラーサスペンス大賞に応募したときは百鬼夜行シリーズを意識してか長大な作品だったが「無駄に長い」という評価で、この出版されたバージョンでは大幅にスリム化されたそうだ。
以下、ネタバレを含む。


殺人事件の真相については百鬼夜行シリーズまんまな感じがする。スーパーナチュラルな現象に見えることも、その実、人間が起こしているんだよと。
そしてタイトルにもなっている「背の眼」という現象は、心霊現象と断定されている。
えー。。。
その説明も「自殺しようとている人はすでに死者に近い存在だから霊が寄って来て心霊現象が起きる」なんて、なんかありきたりで説得力が薄い。


本格推理+ホラーということなんだろうけど、どちらの要素も残念な感じ。
京極夏彦や森博嗣、貴志祐介の作品をはじめて読んだときのような衝撃は全くなかった。


背の眼〈上〉 (幻冬舎文庫)背の眼〈上〉 (幻冬舎文庫)
道尾 秀介

幻冬舎 2007-10
売り上げランキング : 12976

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

July 07, 2011

Androidアプリ開発の本を買った

スマートフォン熱(持ってないけど)で、Androidアプリ開発の入門書を買ってしまった。
#リハビリみたいなものか?w
開発環境のインストールとサンプルを動かす所までやった。


今年3月に出た本なのでそれほど古くはないが、それでも細々としたところで新しくなっている。
本のスクリーンショットではAndroid2.3(API 9)が最新だが、昨日ダウンロードしたSDKでは3.1が最新。
3.0と3.1はスマートフォンじゃなくてタブレット向けだっけ。


本では開発環境を作った後、Android2.3向けのサンプルの動かし方について書いてあるが、最新版のSDKにAndroid2.3向けのサンプル(sample-9)がない。9というのはAndroid2.3のAPI levelが9ということらしい。
そもそもSDKに「SDK Platform Android 2.3」が含まれていない。代わりに2.3.3(API 10)と2.3.4(API 11)が入っている。


仮想デバイスの設定で、本のスクリーンショットでは画面サイズのデフォルトがHVGAだが、最新のSDKではWVGAがデフォルトになってる。
今日日のスマートフォンは800*480が普通ですか。b-mobileのideosはQVGAなのになー。


あと、Eclipseからサンプルを実行すると、仮想デバイスでAndroidが起動してそれからアプリが動くので、Javaアプリケーションの実行と同じような感覚でいるとびっくりする。
最初それがわかってなくて、Androidの起動画面見て「これがサンプルアプリ?」と思ってしまったw


まあゆるゆると勉強していきます。
ああ、ますます実機がほしくなってきた^^;


はじめてのAndroid2プログラミングはじめてのAndroid2プログラミング
柴田 文彦

ソフトバンククリエイティブ 2011-03-02
売り上げランキング : 71904

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

March 20, 2011

小説たくさん読んでます1

FF11の代わりにPS2の「アーマード・コア3」をやっている。すごい前に買ってちょくちょくやってたが、本腰入れて。
3D酔いするw
「重要物資護衛」というミッションがむずかしー。


あと、図書館で本を借りて読んでいる。
地震の少し前に「ローマ人の物語」を全部読み終わったところだったので特にこれが読みたいってのはなかったので、適当に小説ばかりいろいろと。
#田中芳樹多め。
読み終わったものの評価(5段階)・感想など(ネタバレあり)。


「ラインの虜囚」田中芳樹:4
この本は「ミステリーランド」というレーベルの本で、「かつて子どもだったあなたと少年少女のため」というのがコンセプト。このレーベルでは田中芳樹の他にも内田康夫、菊地秀行、北村薫、小野不由美、綾辻行人、我孫子武丸、乙一など有名作家が書いている。
小学校の図書館にあった「怪盗ルパン」とか「名探偵ホームズ」みたいな感じだろうか。
字がでかくてあっという間に読み終わったが、まあ子供向け?なので難しいこと考えずに楽しめた。


「死者の飲む水」島田荘司:3
島田荘司の作品は初めて。本格推理小説で有名だがこれは社会派推理小説だそうだ。
うーん。社会派のところは自分は心を動かされなかったし、推理の部分は時刻表が出てきて「あの列車に乗ったら、いやだめだ。ならあそこで乗り換えて・・」みたいなありきたりな感じがした。
結末は救いがない。
推理小説は綾辻行人などの新本格で自分的には間に合ってるなと思った。


「バルト海の復讐」田中芳樹:4
「ラインの虜囚」よりは分量はあるが、似たような感じ。裏切られて殺されかけた主人公が、なんかすごい魔女?や無双の騎士を味方にして悪を倒して大団円みたいな。
これも難しいこと考えずに楽しめる娯楽小節。
15世紀のドイツの様子とかも色々書いてある。この小説の取材旅行をネタにした田中芳樹と赤城毅の対談「中欧怪奇紀行」も読んだことがある。中世ヨーロッパに興味が湧いてきた。


「黒い家」貴志祐介:5
いやー、これは面白かった。恐かった。
日本ホラー小説大賞といえば、以前「パラサイト・イヴ」も読んだが、怖さだけで言えば「黒い家」の方が恐いかな。
#小説としてどっちがおもしろかは甲乙付けがたい。
(個人的には)あんまり面白くなく全く救いようのない結末の「死者の飲む水」に対して、「黒い家」は主人公は酷い最悪の体験をしたが結末としてはほんの少し救いがある。読後感が「黒い家」の方が全然良い。
他に大賞受賞作だと「ぼっけえ、きょうてえ」が思い浮かぶ。今度読んでみよう。


「黒い家」は映画化されていて大竹しのぶが出ていたような。あの役が大竹しのぶか。なんか合ってる。
映画も観たくなってきた。


今読んでいるのは「蘭陵王」(田中芳樹)。
今日に借りてきたのが
小野不由美の「華胥の幽夢 十二国記」(小野不由美)、「クレオパトラの葬送 薬師寺涼子の怪奇事件簿」(田中芳樹)、「月に繭、地には果実」(福井晴敏)。
十二国記はNHKのアニメは見ていたが、小説は初めて。
福井晴敏は初めて、と思ったが、ガンダムUC読んだな。
他にも陳舜臣の中国歴史物とか星新一のショート集とか。あと小説以外の本も何冊か借りてきた。
相変わらず田中芳樹多め^^;
ある程度の数を読み終わったらまた感想を書こうと思う。


ラインの虜囚 (ミステリーランド)
田中 芳樹
4062705753


死者が飲む水 改訂完全版 (講談社ノベルス)
島田 荘司
4061825887


バルト海の復讐 (光文社文庫)
田中 芳樹
433474513X


黒い家 (角川ホラー文庫)
貴志 祐介
4041979021

January 06, 2011

虐殺器官

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
伊藤 計劃

早川書房 2010-02-10
売り上げランキング : 418

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


帰省帰りの電車の中で読もうと思って買っておいた。


読み終わって、「この人天才だなあ」と思った。
そんな風に思ったのは「姑獲鳥の夏」の京極夏彦と「すべてがFになる」の森博嗣に次いで3人目だ。


だけど、残念なことに著者の伊藤計劃は一昨年亡くなってるんだよなあ。
1974年生まれだから、自分と同学年だ。
長編はこの作品とメタルギアソリッドのノベライズと「ハーモニー」の3作品のみ。
残念だ;;

June 11, 2010

ラノベで盗作

哀川譲さんのライトノベル、盗作の疑い 自主回収へ


検証


朝日新聞にラノベの話題がw
検証サイトを見ると、明らかに盗作だ。
著者は盗作を認めているが、その反省の言葉が
「プロ作家としての意識の低さ、認識の甘さを深く反省しています」
だって。まるで意図して盗作したんじゃないと言いたげ。そんな訳あるか。
それとこれを世に出してしまったアスキーメディアワークスにも責任あるだろう。
編集者の勉強不足だ。

March 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

日本blog村

  • にほんブログ村 IT技術ブログへ
  • にほんブログ村 アニメブログへ
  • にほんブログ村 サッカーブログ アルビレックス新潟へ

好きな音楽家

メモ

XI-Prof